急階段を超えてでも食べたいカレーがそこにありました!【大阪・大正/ヤタラスパイス】

こんにちは!大正Laboライターの西浦です。

突然ですが、皆さん、

こんな急勾配な狭い階段、見たことあるでしょうか?

後ろに倒れそうになるくらい急な階段

見ただけで一瞬立ち止まってしまいました。。。。

飾りではありません。

目的を果たすには、これを登るしか方法はないんです。

 

その目的とは

大正のおすすめ店として3本の指に入る「Yatara Spice」さん!

大正駅からほぼ1分の路地裏にあります。誰もが口にする名前「ヤタラスパイス」念願のヤタラスパイスさんです!

やっと行ける日が来たはいいけど、足元の悪い雨の日でした。しかもこんな急な階段があるとは誰も教えてくれませんでしたー。

行ってビックリですね。どうやらこれは店主の狙いのようです。

そして恐る恐る階段を上ったのです。

 

 

暖簾をくぐれば温もりある空間!

店内はカウンター7席とテーブル1卓、店主の渡瀬さんがお1人で切り盛りされています。

モザイクタイルのカウンターや木製パネルが敷き詰められた店内。タイルと木の組み合わせが温かみを感じ素敵な空間です。

 

メニューはこちら

お伺いした日は「マサラプレート」の週でした。

・ポークマサラ

・キーマ

・ハマチのココナッツカリー

トッピングは

・鳥軟骨のアチャール・青唐辛子のアチャール

注文したのはもちろん3種あいがけです!もちろん欲張りです!

 

■カレーの内容は週替わりです。

インドの週「マサラプレート」と、ネパールの週「ダルバート(ネパールの国民食を基本とした定食)」があり、隔週で提供されています。

 

念願のスパイスカレーをいただきます。

このプレート、ワクワクします。

3種のカレーと副菜。豆カリーは各プレートについています。1番気になったのは「ハマチのココナッツカリー」 ハマチ好きとして、こんな食べ方は初めてです!!ハマチがゴロっと入ってるけど主張しすぎず、ココナッツと相まってとっても美味しかったです!なかなか珍しい魚のカレー。先日覚えた「バスマティライス」にも合いますね。

キーマは辛いけど辛すぎずスパイス感もいい感じです!食べてるとじわじわポカポカと身体が温かくなってきました。ポークも柔らかく煮込まれたものがたくさん入っていてかなり満足感のあるプレートでした!!また食べたいです!!

編集長の頭からは汗が吹きこぼれてました>< それくらい代謝がいいのですね!

 

パパドは別盛りで

また副菜やパパドが良いアクセントになります。このまま食べても美味しいですよね!スナック感覚で食べ始めると止まらないやつです。

 

 

こんな美味しくて刺激的なカレーを作る店主さんにお話を聞きたいと思い、改めて取材させていただきました。

Yatara Spice店主の渡瀬 大さん

 

ずっとカレー屋さんですか?

大正区にお店を出して、今年で5年目。

その前は、上本町で間借りして約1年営業。

その前は心斎橋のダイニングバーで店長をしていました。

 

なぜカレー屋をしようと思ったのですか?

ずっと飲食に携わっているので、「食べることから始まった」という感じですね。

飲食店で働いている時に、美味しいカレーに出会い、毎日カレーを食べてたんです。

そしてある時、新町の「らくしゅみ」というお店のカレーに衝撃を受け、めちゃくちゃハマりまして。週5で通ってました笑

料理が好きなので、自分でもスパイスカレーを作り始めるようになり、働いていたお店で出したりしていたのがきっかけです。

そこから、カレー屋しよう!となりました。

 

「カレー屋やるならインドへ行こう!」

え?わざわざインドへ!?

渡瀬さんはカレー屋をすると決め、それならインドへ行こうと思い立ち、1人で旅立ったそうです!その思いきりがすごいですね!!

そこからなんと!毎年インド、ネパールへ行っているそうです。

今年も4月に行く予定だったそうですがこのご時世で行けなくなり残念です、と。

でも最近インドの友人から、もう直ぐ国境が開くとの情報があり、インド行きのタイミングを狙っているそうです。まずは奥様の説得からでしょうか笑

 

インドへはどれくらい滞在していたのですか?

1ステイ、最初は2ヶ月くらい行ってました。その他アジアを周ったりもしました。

インド、ネパールはだいたいセットで、毎年店閉めて約1ヶ月行ってました。

現地で、同じカレー屋さんと合流することもあります!

インドは0点か100点の国。ハマる人はハマる!

渡瀬さんはインド人と喧嘩をしたこともあるんだそう。

圧倒的にいい人の方が多いが、騙される人もいるので注意も必要!

(これはまさにうちの編集長のことですね~><編集長はインドの空港に着いた時点で早速騙されたことがあるそうです)

 

カレーの原点は?

インド、ネパールがベースになっています。インドでもコルカタ、ケーララ州などに行くことが多いです。

片言の英語でインド人に教わりました。友達のお母さんに教えてもらったり、調合も教えてもらったり。日本の和食の合わせ方をベースに味付けはインドに合わせたり工夫しています。

インドでしか手に入らないスパイスは現地で仕入れていますね。

ちなみにインドでも魚のカレーも食べるそう!お店で出すのはなかなか珍しいかもです。と

 

おすすめの食べ方は?

単独で味わってもおいしいですが、おすすめは混ぜて食べること。数種のカレーを混ぜると新しいおいしさになり、現地推奨の食べ方だそうです。

「お店でもたまに手で食べられる方もいますよ。手食の方が美味しいですね。日本ではなかなか抵抗あるでしょうけど。」

 

なぜ大正区に出店したのですか?

大正区は縁もゆかりも何もないんですが、お友達の井尻珈琲さんが大正区にお店を出したのがきっかけで大正区に決めました。

物件の決めては階段です! (マジで?まさかの階段。決定打がおもろすぎました)

大正ではここの物件しか見ていなくて、1発で決めました!

思惑通りにみんな引っかかってくますね。(私もまんまと思惑通りに)

今では絶対作れないであろう超急階段、いい目印になっています!

買い物や、イベント出店時はかなり大変ですが。

 

内装も友達に手伝ってもらいながら自力で完成させました。

来店された方はわかると思うのですが、まずキッチンをこの店内に入れるのがかなり大変でした。もう出せないですね笑

 

店名の由来は?

日本語の3文字をローマ字表記しようというのは決めてました。

会話の途中に、「やたら」が出てきて「いいやん!」となり、ヤタラスパイスにしました!

 

今後、大正区こうなってほしいとかありますか?

コロナ前に戻ってほしいですね。

これから若い子がもっと集まれる場所になっていったらいいですね。とおっしゃっていました。

 

最後に

「スパイスは正解がない。無限です。」

「味は日々変化しているし、常に良いものを求めています。」

「美味しいカレーを食べると疲れると思います、満足感がありスパイスで代謝が良くなるので、食べた後はすっきりしますよ。」

渡瀬さんもカレーやしてから体調はめちゃめちゃいいそうです!

 

カレーブームもあり、全国各地からお客さんが来られたり、ハマっている常連さんは週4で来られる方もいるそうです。

お昼どきは混んでることもありますが、11時半から8時まで開けているので、お客さんも分散して来られるようになったそう。

 

渡瀬さん 美味しいスパイスカレーと楽しいお話ありがとうございました!

次回はダルバートを狙って伺います。

 

 

登るより怖い下り階段・・・

これもアドベンチャー!

みんさんも最後まで慎重に、気を緩めず楽しんでみてください 。

 

 

【お邪魔したお店】

Yatara Spice(ヤタラスパイス)

住 所:大正区三軒屋東1-2-5 2F
電 話:06-7502-5990
営業時間 : 木曜〜月曜日11:30〜16:00(L.O)
定休日:火曜、水曜

■最新情報はInstagramでご確認いただけます。@yatara_spice

Nishiura

大正区研究中のライター西浦です。
大正区の魅力を楽しく分かりやすくお届けしていきます。

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