人との繋がりを大切にしたい、そのきっかけがラーメン屋【にーぼ】

この寒い季節、やっぱりあったかいものが恋しくなる、ライターの西浦です。
カイロを2個貼っている…そんな寒い日に私が食べたいものはアレです。
アレが食べれるお店…それは大正駅から徒歩2分の場所にある黄色いテントのお店です。

JRの高架沿いを東に進み、高架下が見えたところを右に曲がった場所にあります。意外と人通りが少ない場所かもしれませんが… 駅近です!

黄色いテントが見えてきました!
「らーめん」って文字も見逃しません。そんなあったかいものが食べれるお店とは・・・・

 

 

「ラーメン酒場 にーぼ」


昨年10月にオープンしたばかりのラーメン屋さんです。

「にーぼ」

かわいい名前!この黄色いテント看板にも釘付けです。ひらがなの手書きって温かくて好きです。「に」と「ぼ」の間にある、長〜〜い横棒もツボです。

そして、昔売ってた、森永のエアインチョコ「ぬ〜ぼ〜」が思い浮かんだのは私だけでしょうか? もう一度食べたいお菓子の1つでもあります。

それはさておき、

 

 

煮干しラーメンだから「にーぼ」なんやな!って入店前から認識できて、分かりやすい! 煮干しのマークもかわいいですね。

はい、「煮干し醤油ラーメン」に決めました!早速お邪魔しまーす。

 

 

店内はゆったりカウンター席

ベビーカーのままご来店いただける広さ! お子様用の椅子もありますよ。

 

 

にーぼの真髄

にーぼのラーメンの特徴は、じっくり時間をかけて取った煮干し出汁と醤油の掛け合わせ!

いりこだしで育った西浦は、煮干しと聞いた時から楽しみにしていたのです。

 

 

煮干し醤油ラーメン 800円

店主イチオシの「煮干し醤油ラーメン」に「煮卵+100円」トッピングでいただきまーす!

レッドオニオンがアクセントになり、見た目も鮮やかですね。煮干し風味と濃いめの醤油、平打ち麺がいい感じで美味しい!

醤油ラーメンには平打ち麺、醤油とんこつラーメンには細麺を使用されているそうです。

そして、編集長が頼んだのはこちら↓

 

煮干し醤油チャーシューメン 1,100円

チャーシューも自家製で柔らかくて良い味付けです。

なんと、チャーシューのお肉は、さんせん商店街の「肉のやない」さんで仕入れているそうです! やないさんでの仕入れ繋がりで色んな飲食店の方とも知りあったそうですよ。やないファンとしては嬉しい限りです。

ちなみに野菜は泉尾商店街で!麺屋は大正区で見つからなかったそうですが、いつかすべての仕入れを大正区でまかなえたら最高ですね。

背脂と麺は自由〜!

最初は出汁の味を楽しんでいただきたいので、メニューには載せていませんが、背脂もお好みで追加できるそうです。そして、細麺が好みの方は、煮干し醤油ラーメンでも細麺にできるそう。

つまり、背脂と麺は自由なのですー!お好みで、お気軽に店主さんへ伝えてくださいね。

 

 

そんな店主は、山口県出身の岸根一正さん

背景にはグラスとお酒? ラーメン屋の面影は全くないですが。。。ラーメン屋さんです。

岸根さんも瀬戸内の煮干し出汁で育ってきたそですが、ラーメン屋の前、岸根さんの飲食業の始まりはBARなんだそう。お店の業態も”ラーメン酒場”でしたね。それで納得。

「夜は、一品をアテに飲んでる人ばかりになることもありますよ。特殊なラーメン屋ですね。でもそれが理想!」と。

 行列のできるラーメン屋より、地元の方と濃い繋がりができていくお店が岸根さんの理想形なんだそう。酒場タイムも、面白い人が多くて楽しいと仰っていました。

そんな、人との繋がりを大切にする岸根さんにもう少しお話を聞かせていただきました。

 

商売の始まりはBAR

山口県から就職で大阪に出てきた岸根さんですが、最初の就職先では馴染めず続かなかったそうです。そのまま山口に帰るのもなー なんかしなあかんなー と考えながら、まず思ったのは「大阪でいろんな知り合いを作りたい」 それが目標にありました。

そこから、アルバイト雑誌を頼りに天王寺のBARで働き始め、そのうち独立したいという気持ちが芽生えたそうです。

お店やりたいならミナミでも修行した方がいいよ!と言われ、ミナミの飲食店でも2年働き、独立されました。この時には、最初の目標の「いろんな知り合いを作る」ことができていて、独立の時にも協力してもらえたり、この経験が財産だなーって思えたそうです。数年でそんな絆を作れたのは素晴らしいですね。岸根さんのお人柄が」伺えます。

最初はBARをやっていたのですが、食事やつまみもあったら嬉しいなということで、料理も出すようになりました。さらには飲んでたら最終的に「麺」が欲しくなる!というお客さんの声に応え、かすうどんの有名店の方に出汁の取り方から教えてもらい、うどんや蕎麦やラーメンを出す居酒屋になったそうです。出汁の効いたたこ焼きも焼いていたとか!

もうなんでもできますね!出汁の効いたたこ焼き食べたいです!

 

なぜ大正区でお店を?

ミナミで働いている時、仕事終わりで大正区に飲みに行くことがありました。大阪市内で、難波からも近いのに、都会にはない昔ながらの懐かしい街の感じがいいなあと思ってました。飲み代も激安で、最初はびっくりしました。それが大正価格なんですね。その頃から大正区に興味を持っていましたね。

このコロナ禍で、ミナミでお店を続けていくのは難しくなると思い始めました。大阪を離れようかとも考えましたが、大阪出身の奥様の希望で残ることにしました。それなら、大正がいいなと思い物件を探し始めました。

狙ってた物件もあったのですが、いいなと思った時には先約済みだったり・・・、大正は意外と穴場で人気ですよね。不動産で働いている弟の力も借り、今の物件にたどり着くことができました。

 

大正区で、どんなお店にしていきたいですか?

大正って、見た目怖いけど、喋ったらめちゃやさしい気さくな方が多くて入りやすいお店が多いですね。そんな方ともっと繋がりたいです。ミナミにあるお店は、ミナミに来た時に行くお店、だったので、これからは、地元に根付いて、近所の子供たちもファミリーで気軽に来ていただきたいです。大通りからは外れてますが、バスや自転車で自宅に帰る前にふら〜っと寄っていただけたら嬉しいですね。

 

最後に、気になってたことを聞いてみました。

 

店名は、ひらがななん?カタカナなん?

看板は、ひらがなだったのですが、ちょこちょこメニューにも出てくるカタカナの「ニーボ」しかも中華そば? どっちが正しいのか?聞いてみました。

正解はひらがなの「にーぼ」だそうです。その理由は、子供も読めるから!岸根さんは読みやすいように絶対ひらがなが良かったんだそうです。

ではなぜカタカナのニーボが登場しているのか? それは奥様がこのカタカナのデザインを気に入っていて譲らなかったとか笑。奥さんのわがままでとりあえず残してるんですーと仰ってましたが、優しさですね。素敵です。

近々、煮干しマークの入ったひらがなのロゴも登場するのでしょうか?まずは奥様のご機嫌次第?ですかね笑

 

 

2階で鍋もできます!【予約制】

2階にはお座敷もあり、もつ鍋(1人前1,280円)や、宴会も受け付けてるそうです。その他ご予算に応じてご用意していただけます。※要予約

 

このラーメン屋には屋上もあるそうですよ!将来的には、屋根をつけて、煙の出ないバーベキューができる設備を整えたいそうです。

「わざわざ遠くに行かなくても、ここで子供と一緒に遊べる場所を作りたい。」

BBQが駅前でできるなんていいですね。このご時世が落ち着いて、鍋を囲みたいですし、BBQの場所ができるのも楽しみです。

 

今困っていることは?の問いに「大正区にまだ馴染めてない・・・というか行きたいお店はたくさんあるけど動けていない」と仰っていました。今まさに、大正Laboの私たちも全く同じ気持ちです。これからですよね。いろんな方と仲良くなって、いろんな方と繋がって、一緒に大正区に馴染んでいきましょう!

 

 

【お邪魔したお店】
ラーメン酒場 にーぼ
住 所:大阪市大正区三軒家東1-10-21
営業時間 :
ランチ /11:30~14:30
ディナー/19:00~23:00

最新情報はInstagramでお知らせいたします @ramen_niibo

Nishiura

大正区研究中のライター西浦です。
大正区の魅力を楽しく分かりやすくお届けしていきます。

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