【大阪・大正区】三泉商店街の会長に突撃!アポなし訪問が実現!!

こんにちは!大正Laboライターの西浦です。

10月に入り、急に冷え込んできましたね。 着る服にも悩んでしまいますが、急な気温の変化にどうかみなさん風邪をひかないようお気をつけください。

 

さて、先週、三泉商店街のイベントカレンダーの主に紹介していただきまして、三泉商店街の会長さんに会いに行ってきました!

急な訪問にもかかわらず、とっても優しく快くお話を聞かせていただきました^^

 

三泉商店街振興組合 理事長の  高橋さん

 

 

三泉商店街の現状は?

三泉商店街は今年で110年!(109年じゃなかった・・・)距離は350メートルあります。

元々100軒あった店舗が今は40数軒にまで減ってきています。アーケード改修工事したのが、20年前。この時はまだマシだったのですが、それ以降に空き店舗が多くなってきましたね。

イオンやスーパーができたりの影響もあります。

昔は大正区で1番最初に夜店もやっていて、辞めて7.8年なるけど、その当時は、それはそれはものすごい人が集まってきてた。

 

高橋会長は、御年69歳だそう。50代の頃から10数年もの間会長を務められているそうです!! 

え、10年以上ずっと会長を???

 

 

商店街の会長って1、2年で交代なイメージなのですが・・・

なかなか次の人が見つからないからずっと会長やってるんです。バリバリ引っ張っていく世代の50代がほとんどいない。親が病気で抜けたり、商売辞めて勤めに行ったりで、どんどんいなくなってしまいっていてね。

あと3年くらいで交代したいと思ってるのですが・・・

商店街の会合は毎週木曜日に役員6名で集まっています。昔は10数人いましたが、今は半分以下に。

製造販売してる業種の方が多く、昼間は外に出れないため、店終わってから夜に集まっているそうです。何かしないといけないから、いろいろ考えてはいます。

(ここでイベントカレンダーの打ち合わせもされてたのですね!)

 

 

三泉商店街110周年は、何かイベントとかされるのですか?

こんだけ店減ると、まず手伝いする人がいなくて、手が全然無いから周年イベントはできないですね。何するにもお金もかかるしね。

商店街独自でやるのは難しいので、大正・港エリア 空き家活用協議会 代表理事の川幡さんの企画に賛同し、昨年好評だった「のきさきあるこ」を今年も開催していただきます。商店街を盛り上げるために応援しています。

もちろん商店街も協力してお手伝いさせていただきます。

のきさきあるこ引用:WeCompass -大正・港エリア空き家活用協議会-

 

Go To 商店街キャンペーンに参加する予定です!

今月半ばから始まる予定のGoToキャンペーンの商店街バージョン!

やってもどうなるかわからないが、やらないよりやる方がマシやから参加しますよ!!

Go To 商店街キャンペーンとは、

商店街等への誘客や、商店街等での購買に繋がるイベントなどの取り組みを支援することにより、商店街等のにぎわい回復を図ることを目的としたキャンペーンです。

商店街イベント等を実施する商店街に、300万円を上限に支援金を支給します。(広域連携で企画等を実施する場合は500万円上乗せ)

立地や集客に優れた商店街等において人の流れと街のにぎわいを創り出し、地域経済の活性化および国全体の経済需要喚起を図ります。

国内全域で1,000件以上のキャンペーン実施を見込んでいます。

※現時点では、202010月中旬のスタートを目指しているとのことです

※GO TO 商店街事業について/中小企業庁資料はこちら

 

いろんな企画に賛同し、新しいものも受け入れつつ、一緒に盛り上げていく行動力はさすがですね。

会長の柔軟さと優しさがとっても伝わってきました。

 

 

シャッター商店街と言われてますが、その割に貸店舗は少ないですよね?

お店を辞めてもお年寄りはそこにずっと住んでいます。

若い人は出て行っているが、昔商売辞めてそのままなので、貸すなら店舗全部直さなあかん。結局お金がかかるし、借り手もなかなかないんです。貸店舗にすることもなかなかハードルが高いんです。

大正区に人が戻ってきたり、新しく大正区に住まれる方も増えていますが、商店街にはなかなか戻ってこないのが現状です。

 

 

お年寄りのために休憩イスがあったり、とても親切な商店街ですよね!

ここは地域密着型の商店街で、ほとんどのお客さんが地元の方です。お客さんも年取ってきたからね。

昔は、商店街内の1店舗を借りて休憩場所を作っていました。「ふれあい場所」として、椅子や、自動販売機、トイレも作って開放していましたけど、運営や家賃を払うのもしんどくなり、いろいろ大変で今は無くなりました。

 

 

昔はジーンズショップだった​「カジュアルショップ タカハシ」

高橋会長が「カジュアルショップ タカハシ」をはじめて44年!

昔は、ジーンズばかりずらりと置いてるお店、「ジーンズショップ」だったそうです!

 

今は、ビッグジョン、ボブソン、Wranglerなどの日本のジーンズメーカーがなくなり、エドウィンが伊藤忠商事の傘下に入ってぼちぼちやってるくらいになってしまい、

今は、ショッピングモールや大口のとこしか商売やってないからね。そのあたりからはジーンズだけでなく、お客さんに合わせていろんな商品を置くようになりました。

 

店内はメンズ、レディス幅広い品揃え!

最初は婦人ものはやってなかったのですが、「婦人ものやらへんの?」とお声をいただき、婦人ものも置くようになってきました。婦人ものは奥様が仕入れてやっているそうです。

 

今はネットの買い物が主流になり、若い子が商店街で物を買うことが今ではなかなか難しいし、厳しいですね。今はどこの商店街も厳しいと思う。。。

 

 

大正区は便利がいいからこそ難点でもある?

大正区はとても住みやすい街、どこ行くにも交通の便も良い街です。便利がいいから、難波や梅田に出て行ってしまうんやろうね。だからわざわざ大正区で買い物しなくてもいいしね。そこが難点になってしまってるかも。

 

昔は商店街内でもお菓子屋さんや魚屋さんや、同じ業種のお店が3、4軒はあり、みんな競争相手がいてドンドンドンどんお客さんを呼び込んでいた。唯一なかったのは帽子やさんだけ!それ以外はなんでも揃ってた!

同じお魚屋さんでも「刺身の美味しいお店」「焼き物が美味しいお店」など、それぞれが売りを作り競争して活発だったけど、今は店が少なくなり、商店街に行っても、欲しいものがすべてそろわない。

やっぱりスーパー行ったら1カ所でパッとで揃うし、そこに行ってしまうのは仕方ないけどね。

 

最後に

商店街には各班があり、お知らせは各班長さんを通じて回覧板を回しているそうです。今はネット社会、お知らせなんかはメールを送れば済む話で、回覧板も知らない若い子も多いのではないでしょうか。

こんな歴史ある商店街のこと、もっともっと若い世代に知って欲しいし、受け継いでいきたいですね。

高橋会長さん、ありがとうございました! 3年後に新しい会長さんが見つかっていることを願っています。

 

【お邪魔したお店】
タカハシ・カジュアルショップ
住 所:大阪市大正区 泉尾1-14-3
電 話:06-6552-0485
営業時間 : 9:30~19:00
定休日:ほぼ無休

Nishiura

大正区研究中のライター西浦です。
大正区の魅力を楽しく分かりやすくお届けしていきます。

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