18時前だというのにその人はもう飲んでいた。
それにしてもいい呑みっぷりですこと。
お客様からすすめられたビールは一口で飲む。
これは弊社の就業規則に書いてあると話すこの方こそ大正の重鎮、立呑処 大川の大川店主だ。
この底抜けに明るい笑顔に会いにきました。
立呑処 大川
大正在中の方ならご存じですよね?50年にもわたり大正の街で酒番をしてきた老舗の立ち飲み屋さんです。雰囲気のある長暖簾は大衆感満載です。
うまくて安い酒は大川
大川名物と言ったらこれ!通称0秒ポテサラはおひとり様サイズだから嬉しい。そして安い。昭和・平成・令和と時代をまたいでも100円プライス。染み入る。
年季の入ったメニューを見るだけでも楽しいですが、頼んでなんぼ!
とにかく染みる!ゲソ天
サクサクの大ぶりゲソをひたひたになるまで天つゆにつけて食べる。
できたての口内炎でも優しく頂ける酒場の逸品なのです。
ポテチ付きからあげ
それをレモンチューハイで洗い流す。やや甘めのレモンシロップができたての口内炎にも嬉しい
とにかく優しい酒場なのです。
時にはロックで!
店内のBGMは安定して70年代の歌謡曲が流れている。ムクムクと沸き立つものが。
山崎:マスター!シーバス!
大川マスター:飲み方は?
山崎:ロックで!
大川マスター:はい、ヤザワー(店内に轟く声…)
山崎:あの~ ヤザワってナンですか…?
大川マスター:……。
・・・
山崎:はうあッ、、、ロック → 矢沢の永ちゃんやん、、愚問やん、、
ロック頼んでおきながら全然ロックちゃうし、、、時を戻そう。無理や、、
コトンっ
大川マスター:シーバス矢沢です。そこんとこヨロシク!!!
山崎:はい!
2フィンガーはあろうか??たっぷりと注がれたシーバスを矢沢で飲む!最高にロックな瞬間!
時間よ止まれ~~~♪♪♪
大川名物の鯛皮ポン酢。紅おろしとネギを混ぜてコリコリの鯛皮を頂きます。これがシーバスに合うんよね。
こうなったら今夜はとことんロックで!!
山崎:マスター!シーバス ロッ、あっっ、、シーバス 矢沢で!!!
大川マスター:うん、いいんやで。
今日一マスターと心の距離が縮まった瞬間だった。
ドンっ!
2杯目の矢沢は軽く3フィンガーはあろうか???おかわりするほどにお得な特典が矢沢にはあるのかもしれない。
とにかくシーバスの矢沢は和食のつまみとよく合うのでありました。ちなみにこちらは、メ・ザ・シ♪
矢沢とメザシを楽しんでいると何やらステージが騒がしい。
店長アベちゃんの寸劇タイムが開幕していたようです。
シーバスの矢沢はとにかく陽気なアベちゃんともよく合うのでした。
いいちこの矢沢に切り替えてもう少しだけこの時間を楽しんでいこうと思ったライター山﨑でした。
初めて大正に訪れたなら始めに行ってみたい立呑処 大川からライター山﨑がお伝えしました。
■取材協力店舗
立呑処 大川
〒551-0001 大阪府大阪市大正区三軒家西1丁目2-9 大正 中島ビル