大阪・大正区から、にゃんこたちの家族を探してます!癒しの保護猫カフェ【NyankoCafe】

こんにちは!ライター西浦です。

大正区には猫を飼っている方、看板猫ちゃんがいるお店などなど、猫好きさんに出会う確率がとっても高い気がします。そして最近は「保護猫」というワードもよく耳にするようになりました。

そんな中、大正駅から徒歩7分の場所にある「保護猫カフェ」を教えていただきました。 どんなお店なのか?どんな猫ちゃんに会えるのか?早速ご紹介させていただきますね。

 

Nyanko Cafe(にゃんこカフェ)

2018年にOPENし今年で3年を迎える保護猫カフェ。営業日は土日限定です。

三泉商店街に隣接した「三軒家中央商店街」にあります。シャッター街に!という感じですが、一歩入ると別世界笑。とっても可愛い空間なんです♪

 

 

保護猫カフェとは?

様々な事情で保護された猫ちゃんに出会える場所です。店内にいるのは全て保護猫たち。
お茶をしながら猫ちゃんたちと触れ合ったり思う存分遊べる、癒しの空間です。

猫を家族として迎えたい方々と保護猫たちの出会いの場でもあります。

《ご利用料金》

  • 1時間 1,500円 / 2時間 2,500円 / フリータイム(3時間以上) 3,000円 / 10分200円

※1ドリンク付

※予約は不要。承っておりません。

 

店内は靴下の着用が必須です!

猫たちを外部の細菌・ウイルスから守るためです。靴下を忘れた方のために店内でも販売しています。にゃんこカフェのグッズも可愛いですね。

靴下をはいて早速お邪魔します♪

 

 

人懐っこい猫ちゃんがお出迎え♪

こんな寄ってくるの〜?ってくらい次々と。どのネコも愛嬌たっぷり!子猫ちゃんもいます〜♡

 

もっと子猫ちゃんも!! こんな瞳で見つめられたらたまりませんね♡

 

可愛すぎます!!このまま連れて帰りたい♡って思っちゃいますよね。

 

 

店内はこんな感じ

棚には置物のようにじっと佇んでいる猫ちゃんも。

 

椅子に座ったり、ラグの上に座ったり、店内のいろんな場所で遊んでいただけますよ。

1階と、2階は2部屋あり、自由に行き来していただけます。

 

猫ちゃんにはみんな名前が付いていて、手前のこの子は「歌舞伎ちゃん」歌舞伎柄のようなお顔だから。

その後ろにいるのはレンくん。最初は隠れて出てこなかったのでかくれんぼのレン君と呼ばれてるんだそう。

 

 

お気に入りの遊びは猫じゃらし♪

「猫飼われたことない方だと、猫ってみんな性格一緒でツンとしてて気が向いた時しか寄ってこないと思われがちですが、そんなことなくて。寄ってくる子もいるし、子猫の世話する子もいるし、一匹一匹みんな性格が全然違って可愛いですよ」

と、猫カフェの楽しみ方を教えていただいたのは、

 

 

NyankoCafe店主の田中さん

猫はもちろんですが動物がとっても大好きな田中さん。本職はアパレルの企画のお仕事をされています。

ここで暮らしている猫ちゃんはなんと32匹!!数を聞いただけで驚きましたが、ボランティアの皆さんのご協力で、毎日昼夜交代でお掃除やお世話をされてるそうです。

お客様の中には飼ってる猫の相談に来られる方も多いとか。そんな田中さんに色々お話を聞かせていただきました。

 

 

保護猫カフェを始めたきっかけを教えてください。

最初から猫カフェをしたいと思っていたわけではなく、多頭飼育崩壊のお宅から猫たちを引き取ったのがきっかけなんです。

一度、おうちで飼ってる猫を保護猫ボランティアさんから引き取り、それからボランティアとしてもお手伝いしていたのですが、あと何年かしたらやめようと思ってたタイミングで、猫たちを引き取ることになっちゃったんです。

何が運命かわからないですよね。

このお宅に伺った経緯も、里親さんを引き合わせるということだったんですが、信じられないくらい悲惨な状況で、見てしまった以上この猫達の居場所をなんとかしないとという思いで必死でした。ご支援くださった方のところに一時避難させたり、たくさんの方の協力を得てなんとか救い出せ、その保護猫ちゃんたちのために猫カフェを始めることになりました。

 

ーーーほんと運命って!! もしそのお宅に行ってなければと思うと…色んなことを考えてしまいますが、田中さんだったからこそ、ここまで猫ちゃんの平穏を取り戻してくれたんですね。

 

「多頭飼育崩壊」とは?

面倒見れないのに、かわいそうかわいそうっていう理由で猫を飼い、飼い主が適正に飼育できる数を超えた結果、経済的にも破綻し飼育ができなくなる状況を「多頭飼育崩壊」と言います。

1人で何十匹もの面倒見て過労で倒れ、結局保健所に連れて行かれたという例もたくさんあります。

キャパを超えると本当に大変なことになり、先のこと考えて飼わないと結局は周りに迷惑をかけることになります。私たちの身近でも起きていて社会問題にもなっています。

 

 

大正区とのご縁は?

大正区で物件を探していたとかでは全くなくって。ここを探す時、100件以上の不動産屋に電話したり、行ったり、検索したりで、たまたま見つけた感じです。

猫が30匹とか無理だから、不動産屋の方も必死でしたね笑。民家で借りるのは無理だし、店舗で探すのも家賃が高くて無理やーとか、いろいろ巡って大正区にたどり着きました。

この場所はもともとクリーニング屋さんでめっちゃ昭和な感じだったところを改装しました。

2階は全て田中さんたちで作り上げたそうです。病気の猫たちが安心して過ごせるお部屋があります。

 

運営は、個人的な寄付や支援物資で成り立っている!

保護猫のために、どこかからお金が入ってるのでは?とか思われてる方もいるのかもしれませんが、そんなお金はどこからも入ってないんです。

カフェの利益だけでは全然追いつかなくて、支援金が出るわけでもなく、個人的な出資や寄付や支援物資をいただいてで成り立っています。

 

ーーー そーだったんですね。失礼ながら、私も何か支援があるのかな?とか思っていました。毎日のエサ代に電気代に…大変すぎる。他にもいっぱいあると思いますが、

 

困ってること教えてください!

エサ代も電気代もかかりますが、一番大変なのは、猫が病気した時ですね。1回検査するだけで数万円かかりますし、腎不全の子だと継続的なケアが必要で、点滴代やお薬代が結構かかりますね。保険きかないですしね。

ノミ・ダニの駆除や寄生虫・感染症の検査、ワクチンの接種…。去勢・避妊手術などにも、とにかくお金がかかりますね。

 

ーーー恐るべし医療費。病院にかかるお金にビックリです。ここまでとは知りませんでした。何かいい方法はないのでしょうか。

 

 

どんなお客さんが多いですか?

女性やカップルが多いイメージですが、意外と男性の方がお一人で来られたりも多いでんすよ。癒されるんでしょうね。

リピーターさんは近隣のエリアから来られてたり、猫の相談に来られる方もいます。

 

 

毎日のお世話はどのようにされているのですか?

朝晩お掃除とお世話は、ボランティアさん7名の方にシフト制で来ていただいています。連絡事項や病気の子の状況はLINEで報告しあっています。

まだまだボランティアさん募集しています。

我こそは!!!と思われた方があれば是非一度お店に遊びにいらして下さいね。

 

 

これからどんなお店を目指していますか?

たくさんのお客さんに来ていただき、とにかく里親さんが見つかるといいなと思います。

秋くらいから、金・土・日にオープンできたらいいなと考えています。

 

 

里親さん募集中です!

猫をお家に迎えたいと考えられている方、ニャンコカフェには30匹のいろんな子がいてるので、ぜひ一度見に来てください。

beautifulな猫はいませんが笑  みんないい子ばかりです。触れ合うことで猫ちゃんの本来の姿を知ることもできますよ。

日々の猫ちゃんたちの様子はブログをご覧くださいね。

 

“片っ端から喫茶店”というのYouTubeでも紹介されてます!

(片っ端から喫茶店②のスクショ)

 

最後に

押し入れに隠れたり引きこもってた猫たちも、お客さんが来ることで人懐っこくなっていったんだそうです。田中さんたちが愛情いっぱいに育ててあげたからですよね。

猫ちゃんたちがのびのび暮らせる空間で、私たちに癒やしを与えてくれる半面、利益を出すのが難しく病院代などのコストが想像以上にかかっているという厳しい現状でもありました。

保護猫カフェに遊びに行くことも支援につながります。お客様にとっても、猫たちにとっても幸せな時間となり、素敵な出会いの生まれる場所になるといいですね。

※猫の引き取りはされてませんのでご注意ください。

 

【お邪魔したお店】
猫カフェ Nyanko Cafe
住 所:大阪市大正区三軒屋西2-13-25
電話番号:06-6599-8473
営業時間 :
土曜・日曜のみの営業
14:30~19:00(最終受付18:00) ※事前にブログで確認ください。

Nishiura

大正区研究中のライター西浦です。
大正区の魅力を楽しく分かりやすくお届けしていきます。

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