IKEAの側のクレーンタウン”鶴町”にあるおしゃれなCafe【Lantern 角燈】

こんにちは!大正Labo西浦です。大正区の端っこ”鶴町”をぶらっとしていた時にとってもかわいいお店を発見しました!

大正通りから少し入ったところ、アプロの裏です。最初は美容室かな?と思って通り過ぎましたが、やっぱり気になって戻ってみました。

 

おしゃれな「Cafe Lantern 角燈」さんでした

この淡い水色に引き寄せらせました。とってもかわいいカントリー調のお店。看板に「Cafe Lantern」って書かれてたので、安心して扉を開けました。

お店の名前であろう「Lantern」の文字。ランタンって読むのかな? この時点では読み方があってるのか?まだ確信を持てませんでした。

 

とっても落ち着く店内

(4月訪問時の店内です)

カウンター席とテーブル席があります。

 

なんとも、本棚までおしゃれ。大正区が特集された大正WalkerやMeetsもあります。そして私の大好きな草間彌生さんの絵が飾られています!!家にある絵と同じ!!と一気に親近感を持ってしまいました。

 

 

禁煙のお店です。「Cafe Lantern 角燈」ってお店の名前やんね。Lanternの横にある漢字は何やろう? ちょっと不思議に思いつつメニューを拝見。

 

メニューは、モーニング、ランチ、おやつ、サンド

日替わりランチをいただきます!

 

 

めっちゃ豪華な日替わりランチが登場!

この日のランチは「なすのはさみ揚げ」。登場した瞬間、思わず「わぁ〜」って言ってしまいました。

めっちゃ豪華やん!!この時点でテンション上がりまくりです!そしてなすのはさみ揚げといえば丸い形と思いこんでた私は、この形も斬新でした。これって具入ってるんかな?とか変なことも考えましたが、ちゃんと具が挟まれててめちゃめちゃ美味しかったです。

こんなに色んなおかずを食べれるのは本当に楽しい。

 

食後のコーヒーをいただきながら

店主さんにお話を聞かせていただきました。

 

 

Cafe Lantern 角燈 店主の谷村さん

大正区のことが好きでとっても素敵なお方です。お店を始める前は飲食店でウェイトレスさんをされてたそうです。

まずは気になってた店名について。Lanternはなんとなくランタンかな?と思ったのですが、

 

店名はなんと読みますか?

角燈って読めないですよね。カクトウと書いて「らんたん」って読むんです。Lanternも「らんたん」と読みます。

お店の名前は、カフェらんたん・らんたんです。

---どちらも「らんたん」だったのですね。らんたんらんたん!素敵な店名です。

 

お店をオープンされてどれくらいなんですか?

2012年にオープンして、今年で9年めです。

料理が好きで、半分素人が趣味でお店やってますに近い感じで cafeを始めました。

そんな感じでひっそり始めた店だったのですが、いろんな方にもっとアピールしなさい!看板出しなさい!とも言われたりもしましたが・・・

実はここめっちゃ風が強いんですよー。看板出したらすぐにどこかに飛んでいくと思います(笑)

 

---確かに私も、看板出したらいーのに〜って思ってました。ちゃんと出せない理由があったのですね。すみません(笑)でも他のお客さんのように、このお店をみんなに教えたい!って気持ちは強く同感です!!

 

お店を始めたきっかけは?

この場所は、もともと主人のお父様が燃料を売ってたお店だったんです。

お義父さんは亡くなるまでずっとお店をやってたんですよね。そういう意味では、自営業って自分でやめるまで続けれるんだなって思ってました。

料理やパンを作るのが好きでいつかお店をやりたいなーって考えてたのですが、亡くなって10年くらい経った時に、そろそろいい時期かなと思ったんです。

 

---この場所は燃料屋さんだったんですね!だからランタンなんかーと私はピンときて得意気にと聞いてみました。

 

「元燃料屋さんだから店名がランタンランタンなんですか?」

いえ、燃料関係ないんです。

 

---ええ〜〜〜?? 私の予想は見事に外れてました。

 

では、店名の由来は??

私が二十歳の頃に読んだ漫画の中で、角燈(ランタン)って喫茶店の話があったんです。

 

カクトウって漢字でランタンって全然読めなくって・・・ 何かするんだったらこの角燈(ランタン)を使おうって決めてたんです。

 

---なんと好きな漫画からだったとは! 絶対気づきません(笑)大正時代の喫茶店の名前、確かにインパクトありますね。谷村さんがときめいた、そんな店名だったのですね。

そして、お店を作る時に苦労したというお話も聞かせていただきました。

 

思ってたお店のイメージが出来上がってこない・・・

建築関係の仕事をしてる主人がCADで図面を描いて一級建築士さんにお願いしてたのですが、出てきたのは思ってるのと全然違うイメージで進行がすごく大変でした。

今までたくさんの現場をこなした方なら、お客さんのニーズに合わせた提案がどんどん出てくると期待してたのですが、それが一切なく、ただただ言われた通りで、使いやすさも何も考えられたものではありませんでした。

後で大工さんに聞いた話ですが、「いちいちそんな提案もしないし、言われた通りにしかやらないもんですよー。お客さんがちゃんと見ておかないとダメですよー」と言われました・・・

えそんなもんなん?って唖然としましたね。

というわけでほぼ主人のアイデアで出来上がりました(笑)

 

---私もその話は意外でびっくりです!自分のやりたい事ってふんわりしてるから、それをプロが形にしてほしい!って願いますよね。でもこの話を聞いて提案って大事だなって気づかされました。ご主人様様ですね。苦労があってこんな素敵なお店が鶴町に誕生したわけですね。

 

 

鶴町ってどんな街ですか?

まず大正区って何もなくて(笑) 渡船はなかなか珍しくていいなと思うのですが。

大正区の場所を説明するときに全然わかってもらえなかった記憶があります。IKEAができてからようやく”イケアの近くです”と言えるようになりました。

鶴町は昔、何回かテレビで紹介されてるんですけど、「お年寄りしか住んでない町」と言われたんです。もう笑うしかないというか・・・笑

それくらいしか思い浮かばないです。

あ、そういえば!

 

「鶴町で唯一、有名な人がいまして・・・・。」と教えてくれました。

仲里さんが作られた冊子「鶴町帖」

イラストレーターの仲里さん!

この方は有名なTVやCMのイラスト、ロゴをはじめ、多数の番組アートワークを作られてるクリエイターさんなんです。

たまたま、自分の町って何もないけど、こういうところが懐かしいなーみたいな本を作った女性の方がいらっしゃって、その方きっかけで、鶴町出身の仲里さんも鶴町の冊子を作られたんです。

とても素敵な方で、この鶴町の冊子もとても気に入っています。

 

---これめっちゃかっこいいですね。重機のクレーンと鶴のクレーンで「クレーンタウン」って面白い!!そして鶴町の魅力がたくさん見えてきましたよ。

ランタンさんにある冊子、ぜひ見てみてくださいね。

 

「鶴町で一番好きな風景」教えていただきました。

イケアの向こう側に歩道があるんですけど、そこから見る風景、特に夜景がいいんです。

船関係の積み込みやってらっしゃるのでクレーンがいっぱいで。

 

最後に

まさにクレーンの見える景色がかっこいい町なんですね。偶然見つけたお店で、鶴町の魅力も発見できてすごく嬉しいです。谷村さんはひっそりって思ってますが、私はみんなに教えたい!って思ったお店です。パンも手作りだそうです。ランチは数量限定なので是非ご予約を!

まだ夜は行けてなのですが、、素敵な鶴町の夜景を是非見に行きたいと思います。

 

【お邪魔したお店】
Café Lantern 角燈(カフェらんたん・らんたん)
住 所:大正区鶴町2-10-11
電話番号:06-6552-6358
営業時間 : 8:30~18:00
定休日:日曜日

Nishiura

大正区研究中のライター西浦です。
大正区の魅力を楽しく分かりやすくお届けしていきます。

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