大阪・大正区にジオラマ!? 鉄ちゃんのみぞ知る『喫茶16』店名の由来

先日、弁天町から大正区まで歩いていた時に発見! 大正白稜高校(泉尾高校)の南側にある「喫茶16」

住宅地にポツンとおしゃれな看板が目立っていました。その時から気になっていたお店へお邪魔してきました。

 

ステンドグラスやどこか懐かしいアンティーク雑貨

まず目を引いたのは、ステンドグラスやどこか懐かしいアンティーク雑貨の数々、そして奥には鉄道模型も!とっても落ち着いた雰囲気のセンスのいいお店です。

 

 

 

お店は全てご主人の手作り

そしてビックリしたのは、お店は全てご主人の手作りだということ!自宅の1階を1年半かけて完成されたんだそう。素人とじゃ思えない完成度です!

元々は、鉄道ファンのマスターが、鉄道模型・ジオラマを置いて、鉄道仲間が集まる場所だったそうです。マスターのように電車を作るのが好きな人のことを 「模型鉄(モテツ)」というのだとか。

奥様はそこでパンやお菓子を振舞っていたのですが、そのおもてなしが高じ、喫茶店を始めることになったんだそうです。素敵なお話ですね。

 

 

なぜ16!?

「喫茶16」の店名の由来を聞いてみました。

16という数字が一体何を表しているのか? 私には想像もつきませんでした。

何やら鉄道模型ファンにだけ分かる合言葉のような数字だそう。

日本の鉄道模型は80分の1サイズで作られていて、その鉄道模型の縮尺と軌間を示す規格名称が「16番」と呼ばれ、その数字から来ているのだそう。

 

 

11年前から禁煙の店

オープン当初の11年前の大正区では珍しいと言われた「禁煙の店」その当時は、大正区で禁煙の店なんて流行らんでーと言われたこともあるそうですが、今では、「やっとこの店の時代が来たなぁ」と言われるようになったんだそうです。実は先陣を切っていたんですねー^^

 

さて、何をいただこうかな〜

 

 

やっぱり卵サンドを選んじゃいました。

卵が分厚いのにふんわりしてて、トマトとレタスとの相性抜群でした!

サンドイッチのパンも奥様の手作りだそう!さっくりふわふわでとっても美味しかったです!!

 

 

季節のケーキセット、自家製キーマカレーも人気です!

 

 

柴崎友香さんのコーナーも!

西浦が大正区を知るきっかけとして読んでいる柴崎友香さんの小説!! さすが大正区!

喫茶店の奥様と、隣の席にいらしたご婦人たちにお話しを聞かせていただいていたのですが、話しを聞くと、そのご婦人の1人がなんと芥川賞受賞作家の柴崎友香さんのお母様でした!!

こんな偶然あるのかとビックリしすぎましたが、ラッキーな偶然に感謝の1日でした!いろんなお話が聞けてとっても楽しかったです。

 

 

奥様手作りのパンや、焼菓子も日替わりで楽しめます。

いろんな種類のパンやお菓子を作られていて、その日のパンはFacbookやインスタグラムでも確認できますよ! この日いただいたお菓子も美味しかったです^^

ちょっとした手土産にも喜ばれますね。

 

お店のシャッターを閉めても喫茶店

最後に、お店のシャッターを閉めても喫茶店が描かれたシャッターも見せていただきました! どこまでも素敵なご夫婦にお会いできて、ほっこりした気持ちになりました。

閉店間際にもかかわらず、やさしく接していただきましたマスターと奥様ありがとうございました!

 

 

【お邪魔したお店】
喫茶16(きっさ じゅうろく)
住 所:大正区泉尾3-20-27
電 話:06-6553-5340
営業時間 : AM11:00~PM6:00
定休日:日曜、月曜
■大正駅から市バスで永楽橋筋下車/西へ5分。または、泉尾三丁目下車/東へ約3分。

Nishiura

大正区研究中のライター西浦です。
大正区の魅力を楽しく分かりやすくお届けしていきます。

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